本来は、発注-仕入-販売(廃棄・不明ロス)-在庫-発注・・・というサイクルで日々のオペレーションがなされている以上、何をいくつ仕入、いくつ売り、いくつ残っているかと言うことは当然判別するはずなのであるが、多数の品目に対する管理作業の多さや不正確なオペレーションにより、これらのサイクルがとらえられないため、取りあえず売上情報のみで、品揃えや販売計画を作ってきたためである。
しかし、近年の食品の安心安全意識の高まりなどの外部からの圧力や、他店との競争激化による価格低下=粗利益低迷、人や設備のコストの上昇などの内部からの要請により、これらをドライブする商品の動き、特にその結果としての単品在庫に対する管理の重要度が高まってきている。
ICT活用の先進企業においては、単品在庫のリアルタイム把握により、旧来のビジネスモデルの変革を成し遂げ、コスト競争力を生み出すことができつつある。
これらを如何に実現していくか、そのキーワードが周辺技術の革新と、ビジネスメンタリティの変革である。
前者は流通BMSや商品マスタ同期化といった新技術であり、それを可能にするICTの飛躍的な革新である。後者は組織のリーダーシップとそれを生み出す人の意識変革である。