2010年7月4日

チェンジマネジメント

イノベーションの背景には、常にチェンジマネジメントが伴う。
イノベーションでさえない、現状業務の僅かなカイゼンについてさえ、多くのチェンジマネジメントが必要になる。
組織における現状肯定・現状維持の勢力は、思いのほか否予想通りに多く、簡単に自己のやり方を変えることを良しとしない。
それは、一見極めて正論的な、または他の人々の利益を代表するかのようないわゆる市民目線で主張される。
「そんな変更は、現場にとって不便だ」
「そんな機能では、今と何も変わらない」
「その程度のことしか考えていないのか」
このような言動を耳にしながら、某代議士が事業仕分けの場での「なぜ世界一じゃなければならないんですか」を思い出した。

小市民的な目線では組織全体や国家の将来にわたる、善を実現するための改革は出てこない。
ある意味、直前に痛みや苦しみや忍耐を求め、その後長期に渡る成長を期する戦略を立てる必要がある。
それにはチェンジマネジメントによるマインド・イノベーションが必須である。
なぜなら、改革は連続的なもので、常に現状否定の痛みを引き起こし続けるものである。
であるならば、痛みや苦しみ、忍耐を当たり前の物として受け入れ、楽々とその山を乗り越えていける人間の強さこそが、組織の成長をもたらしてくれると言える。