2008年2月8日

三洋電機,スーパーマーケット向け空調・冷凍機システムに「�

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三洋電機は2008年2月7日,スーパーマーケット向けの空調・冷凍機システム「enegreen スーパーショーケース冷凍機システム」の冷凍用(図1)を同年9月1日に発売すると発表した。同システムは,同社が独自開発した「二元冷凍システム」を採 用。店舗で使用する冷蔵用・冷凍用ショーケースのシステムと,空調向けシステムの間で熱交換させることで,店舗全体の年間消費電力を約16%削減できる。 価格は既存システムと比較して工事費用なども含めて10%増になる予定。冷蔵用は昨年,発売済み。

 これまでは,冷蔵用・冷凍用ショーケースと空調機はそれぞれ専用の冷凍機(室外ユニット)を使用していた。同社が目を付けたのは,ショーケースの冷却時に冷凍機から外気に排出される熱。これを冬季の暖房に活用できないかと考えた。

 そこで生まれたのが二元冷凍システム(図2)。冷凍サイクルをショーケース用の「低温側」(-40~15℃)と空調用の「高温側」 (10~50℃)に分け,この二つのサイクル間(実際には低温側の冷凍機内)に高効率のプレート熱交換器を設置した。さらに,DCインバータ・コンプレッ サをそれぞれの冷凍サイクルに搭載。ショーケースの運転状況に合わせて二つの冷凍サイクルを制御するようにした。

 これにより,低温側の冷凍機では放熱ファンが不要になり,従来機の約1/3の高さ寸法が可能になった。一方,高温側の冷凍機にはファンが必要だが,熱交換後の不足分のみをコンプレッサで補えばよいため消費電力を抑えられる。

 新システムの冷媒には,温暖化係数が少なく熱搬送能力の高い「R410A」を使用している。冷蔵用・冷凍用ショーケースと空調機を一つのシステム に統合するのは「世界初」(同社)だという。今後は,太陽電池や温水洗浄機などあらゆる機器との統合を図り,店舗まるごと“三洋電機製品化”したい考え だ。

池松 由香=日経ものづくり

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